要約
元ゴールドマンサックスのアナリスト、デービッド・アトキンソン氏が経済同友会のシンポジウムで「日本はオーバーツーリズムではない」と発言したことに対する批判的な対談。話者らは、京都や東京など特定地域での観光客集中、ホテル価格高騰、新幹線の混雑などを挙げ、日本は実際にはオーバーツーリズム状態にあると主張。また、日本政府が中国に対して観光客誘致のために補助金を出している政策を批判し、台湾のように中国に依存しない観光戦略を取るべきだと指摘。アトキンソン氏が観光の専門家でないにもかかわらず、なぜ政府や業界が彼の意見を重視するのかという疑問も呈されている。
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観光専門のメディア「トラベルジャーナルオンライン」によりますと、元ゴールドマンサックスのアナリストで現在は国宝や重要文化材などの補修を手掛ける美術工芸社代表取締役社長のデービッド・アトキンソン氏は14日、経済同友会主催のシンポジウムで日本のオーバーツーリズムについて言及しました。
以下アトキンソン氏の発言です。
「オーバーツーリズムといわれますが、マスコミの悪質な思い込みによるもので、人口に対する訪日客比率を見ると、日本はまったくオーバーツーリズムの状況ではありません。人がたくさん来るマスツーリズムであっても、きちんとした対応ができていればオーバーツーリズムにはならない。対応が不十分だから不満が起きるのです」
「局地的な問題が起きていることは事実ですが、国は地方分権の下で対応できず放置されてきました。解決には財源が必要で、宿泊税を徴収して地域での対応が求められます。旅行者は都道府県単位で訪問しているわけではないので、直接的な対象地域の市町村が宿泊税を財源に解決に当たるべきです」とか言ってますけど、こんな暴論はもう絶対聞いちゃいけません。
話者B:本当に。
話者A:デービッド・アトキンソン氏というのは、私は彼を全面的に批判するつもりはないんですよ。ゴールドマンサックスのアナリストですから、彼の論評に関して、なるほどなと思うことがゼロではありません。
話者B:金融に関してね。
話者A:うん。しかしこのツーリズムに関してこの人の言うこと聞いてどうするんですかと思いますよ。専門家というのは、例えばツーリズム業界を知っていて、そして観光学とかそういうものを大学で研究したりしてる人、みんなやっぱり今日本はオーバーツーリズムだと言ってますよ。
それは彼はまさにアトキンソン氏が言ってるように極端ですよ。それは日本全国をなして平均的に色んなところに人が来てるわけじゃないから、例えば飛騨高山とか京都とかこういうところにものすごく集中して、その現象が起こってるんですけど、それはもうオーバーツーリズムってことなんです。
だってそこにみんな行きたいんですから。「いや田舎の方はまだ全然人少ないでしょう」とかそんな話をしてどうするんですってことなんですけど。観光地。こんなとこには来ませんよ。
人口に対する訪日客比率って仰いますけれども、例えばフランスなんかは日本より人口少ない。でも日本よりたくさんの観光客確かに来てるんですよ。でもこれは非常に数のマジックで、ヨーロッパの場合は陸地で隣の国と接したりしてますから、これの難易度が全く違うんですね。
日本とまた更に違うのは、入ってくる難易度が低いということは出て行く難易度も低いってことなんですよ。日本の場合一旦受け入れたら予定してる滞在日数の間なかなか出て行けませんからね。その間いるってことになるわけなんです。
既にニュースになってるように京都なんかは日本人の訪問数減ってるんですよ。
日本人の客数が減ってて、そして外国人はどんどん増えてるという状況になっている。それから例えば前から申し上げてるように東京とか大阪とか大都市圏においては、一般的なビジネスマンが、役所の人が、ちょっと出張に行きますと言ってホテルに泊まれない。ホテル高すぎて。
もうこういう現象起きてるのはオーバーツーリズムなんです、それは。
もう既に。この連休ね。
話者A:私この連休に、東京に来てまた帰ってまた来て帰って、何回もしたんですけど。新幹線のチケット売り場ものすごい行列でね。
ものすごい行列ずっと待ってんだけど、なんでこんな行列なんと思ったら、実は行列の理由の半分以上は外国人のチケットとか。時間かかるですね。ものすごい時間かかる。
話者A:うん、その通りなんですね。で、その「宿泊税を徴収して、市町村単位で勝手にやれ」って言ってるでしょ。そんなことね、あんた何言ってんですか?
で、しかもこの宿泊税というのは、日本人とか外国人とか関係なく取るわけですよ。だから日本人にとっても旅行が高いものになっちゃうわけ。
デビッド・アトキンソン氏に何でこういうことを、例えばトラベルジャーナルの人とか、あるいはこの経済同友会が何でこの人にインバウンドのことを聞くんですかって言うと、菅さんが、総理大臣まで務めた官房長官長年やった菅義偉さんが、はっきり言ってるんです。自分がインバウンドをもっともっと推進しようとした。それはアトキンソン、デビッド・アトキンソンさんの言うこと聞いたからだって言ってるわけですよ。
はっきり言ってます、カメラの前で。デビッド・アトキンソンが元々日本はその観光資源素晴らしいんだから、インバウンドを入れてもっとお金を取るべき、お金を稼ぐべきだという風に言ったと。
で、菅さんこうおっしゃってるんですよ。「いや、観光とか外国からの旅行っていうと、外務省って思うじゃないですか。でも違ったんですよ。警察と国土交通省だったんです」ってなことをおっしゃってんですけど、いや、それは菅総理、はっきり申し上げて、官房長官になるまで観光行政が外務省だと思ってたっていうしたら、ちょっとそれは問題ですよと思うわけですよ。
このインバウンドという世界は、入国というものが伴うから法務省ですよね、一つはね。それから、国内の治安ってこと考えれば警察なんですけれども、やはり国土交通省なんですね。
国土交通省の下に観光庁というのがぶら下がっていて、この観光庁が予算を持って、ずっと遡ると小泉政権の頃にビジットジャパンキャンペーンというのを始めて、それで世界中いろんなところでキャンペーンをして、日本に来てくださいっていうのをやってきてるというこういう状況なんですよ。
だけど、これもおそらくその日本がいろんなとこに観光局というのを作って、そこで現地でキャンペーンをします。そのための予算というのを結構たくさん使ってるんですけど、今度これ観光庁の予算というのをしっかり見てみないといけないんですが、多分これ大いにかたよった変な事になってると思いますね。
この前この番組でニュースで取り上げて皆さんへーとおっしゃったんですけれども、中国に対して日本がお金を出してツアー代金を安くしてるんですよってとんでもないっていう話があったんですけど、これは普通にどの国でもやってることなんです。
相手が中国かどうかは別です。例えば日本でどっかしらの外国に関して旅行がすごく熱くなってるねと、いうことがあったら、それはその国の観光局が日本のいろんなツアーを作る会社や、交通機関に対してそのお金を出してるからなんですね。
補助金を出してるから。それでツアーの代金を安くしてください。それで日本人をたくさん呼びたいですっていうこういうことをやってるわけなんで、その同じことを日本の政府あるいは日本政府観光局がいろんな国に対してやってるというのは、これはあることなんですけど、ここで私が一つ申し上げたいのは、これをやるとですね、やっぱりその国のあんまり所得の高くない層がいっぱい来るんですよ。
で、一体その国はどういう構成になってるかということを考えた時に、例えば中国なんかの場合、所得の高い人が必ずしもマナーがいいとも言えないけれども、しかし所得水準が下がれば下がるほど日本のマナーという、日本で考えられる普通のマナーというものは多分守れない。普通に観光客が増える。だからそういう国に対してやっちゃいけない策だという事なんです。
話者B:そう思いますね。中国にお金払う必要はないでしょう。中国人が来なくても困ること全くないですよ。
話者A:そうなんです。この一つの参考になるのは、台湾が数年前に中国からいやがらせを受けたんです、この観光で。
どういうことかって言うと、それまで中国から観光客がたくさん台湾に行って、それなりにお金使ってたわけなんです。ところが、蔡英文政権に対して、習近平がいやがらせしたいということで、この観光客を止めようとしたわけなんです。
で、止めようとした時に、何だかそういう圧力がかかっていたんですけど、ついに止めますよと言った時に台湾ほとんど何も困らなかった。何でかって言うと、そういう止めるぞ止めるぞっていう圧力が数年に渡ってあったから、もうそれまでに準備して中国以外のところにどんどんキャンペーンやったんです。
例えばオセアニアとか、東南アジアとか。で、そこからの客がどんどん増えて、結局中国人が来なくてももう困らないよねっていう状況になった。台湾できるんだったら同じこと日本ができるはずなんですよ。何でやらないのと思うわけ。
話者B:ほんまやね。だから大阪なんかほんま中国頼りやもんな。
話者A:そう、そう、そう。だからそういう感覚でいる政治家ばかりですから日本は。台湾みたいに方針転換しようっていう気持ちないからね。
だからオーバーツーリズムさらに助長させられますよ。で、前からこれも何度も言ってるんですけど、もちろんお客様層というのは様々になるわけですが、でもたくさんお金を使う、そしてそれなりの教養やそれなりの常識、それなりのマナー、こういうものを備えた人がたくさん来る方が良いに決まってるんです。
客単価高いわけですから。そういうデスティネーションに日本はならなきゃいけないのに、今もう逆になってますからね。
話者B:本当に。だから新幹線はグリーン車まで含めて混んでますよね。
話者A:混んでる。しかも円安だからね、安いからね。
話者B:もうこの連休もうグリーン車も全部満席からね。待って見たら×××××。
話者A:だからね、不思議なんですけど、何でデビッド・アトキンソンさんなんですかね?この日本のツーリズム語る第一人者みたいな感じになってますけど、これ違うと思いますよ正直。
話者B:ね。はい、そう思います。誰やねん、僕知りません。
話者A:だから元ゴールドマンサックスの人ね。
話者B:ゴールドマンサックスね、知りません。何ですかそれ?